IZO

前置きが長くなりましたが、詳しい感想はまた今度(いつまで続けるんだよ、感想溜め)にしたいのですが、とにかく幕末を舞台にした、とても切ないストーリーでした。


もう本当に泣きすぎて頭痛くなるし(苦笑)
しかし森田剛という人はなんなんだろう。荒神の時とは全く違う魅力を魅せてくれます。時を追った以蔵の生きざまを凝縮して見せてくれたというか。同じ殺陣でも前半の脅えのある太刀筋と、後半のちょっと狂気めいた人斬りの太刀筋で全然違うし。
最後のセリフなんて、舞降る花びらがとても幻想的で。死に逝く以蔵の言葉はあまりにも悲しく。でも花びらに包まれる以蔵はどこか幸せそうで。


たくさんの偉人が成し遂げようとした時代の波にのまれた以蔵という純粋な人の最後に涙は止まりませんでした。


天は不動のものではないけど、以蔵にとっての天はすぐそこにある平凡な幸せだったのかもしれません。


おっと簡単にとか思ったのに、止まらない所でした(笑)

とにかく映像、セット、脚本もよく作られた素晴らしい作品。以前のいのうえ歌舞伎を映画化したように、舞台を飛び出した映像でも見てみたい、そんな舞台でした。


共演者の方も素敵な方ばかり!私的に坂本竜馬が激しく素敵でした!